二人目のプリキュア
りんはのぞみが危なっかしいことに首を突っ込んでいることを真剣に心配していました。ピンチのドリームを助けるため、自らの願いのために変身を決意するりんがカッコ良かったし、また何よりも優しいりんの姿が印象深かったですね。りんはのぞみの保護者のような位置付けなのでしょうけど、りんとのぞみはお互いに支えあう関係を幼い頃から築き上げているようでしたね。
のぞみとりんの友達関係が描かれると共にその他のヒロイン達にも“友達”関係も窺わせる場面があったと思います。こまちとかれんは一緒に行動し、前回の図書館での怪事件について独自に調査していました。また、この事件にドキワクなこまちとそれをみてヤレヤレと肩をすくめるかれん、二人の間には絶妙な友達関係があると感じました。第1話ではこまちがかれんのことを述べる場面がありましたが、第2話ではその逆でしたね。
うららはポツンと一人でいる場面は第1話と同様でした。うららにとっての友達とはどんなものなんでしょうね。次週はうららの変身の話なので、プリキュアの仲間入りを果すと共に年上の友人を持つことになるのかしら。幼い外見なのに大人のように振舞ううららには弾けることが必要だと思う。
あと、ココとナッツのことも述べられていてプリキュア5の中にはちゃんと「二人の関係」が盛り込まれていますね。濃密な友達関係を気づくこととチーム・組織としての関係を築くという二つの構造を見ていくのが面白そうだ。
ルージュの戦闘シーンはギリンマとの真っ向勝負で熱かったですね。「友達ナメンな!」のドロップキックにグッときました。
プリキュアの必殺技の掛け声には「乙女の〜」というのが必ず入るのでしょうか。必殺技にも戦う女の子を印象付ける狙いがあるのかもしれない。
一人一人の必殺技シーンの時間は短くシンプルなだけに全員必殺技コンボや合体技があるならば非常に華やかになるんじゃないかと思います(^▽^)
偶然ココに押し倒されるような状況後にココに強烈ビンタを食らわせてましたね。のぞみ本人はマジでキスする5秒前の感じだったらしく正気を取り戻すためのビンタだったようです。自分の頬っぺたを抓れば良かったのにと思ったけど、のぞみも結構その気だったのか?w
こまちとかれんは学園のスターだと改めて実感。他の生徒達からラブレターとかもらってそうだ。それに二人ともお姉様とかいわれていそう。
第2話は先週よりもさらに密度の濃い内容。それに加えて最後には次回への伏線のしっかりひかれていましたね。
それからこれは私の思い過ごしかもしれないけれど、2話のいくつかの場面にはプリキュア無印あるいはMHとフィードバックする場面があったように思います。視聴直後ではすぐに思いつくところではうららがプリキュアになったのぞみとりんを目撃してしまう場面はひかりがプリキュアになったなぎさとほのかを目撃したときに似ている。
あと5人のヒロインは先輩プリキュアと重ねると以下のような感じかな?
かれん≒該当者なし(外見はほのかに似ているよね?)
こまち≒ほのか
のぞみ≒咲
りん≒該当者なし(ポジション的にはなぎさか?)
うらら≒ひかり
ナイトメアという組織にも少し触れたい。これはなんとも結果主義の組織ですね。現実と同じだ。出来ないやつは直ぐに左遷だクビである。いつも自分の地位に怯えており、そして自分以外の存在を蹴落として上に上がろうと狙っている。支えあうことは頭の片隅にすらない。プリキュア5とは全く対照的だね。正義の味方の敵役はそんなもんだろう。
絶対正義VS絶対悪。非常に明確な構図であるが、それは模式的なものであり、その中身は見方によってはより複雑になることも多々ある。正義も悪もそれぞれの中に戦いへの疑問が生じるときに相通じる感情が芽生えるもんなんだろうか? 今のところプリキュア5にはその気配はないと思う。これから登場するキャラクターの性格と立場に依るだろうか。