ユベントス好調!(セリエA)

セリエA第6節までを終えた時点でユベントスインテルに次ぐ2位を確保。順調な出足というところ。だが、まだ強豪との試合はローマだけ(結果は2−2の引き分けだった)であり今後上位を争うであろうインテルフィオレンティーナそしてミランとどれくらい戦えるかで今期のユベントスの行く末が分かるだろう。


ここまでのユベントスの得点は15でリーグ1位だ(2位はインテルの14点)。ちなみに失点は6でありまあまあの数字だ。総得点のうち7点をダビド・トレゼゲが決めている。頼れるエースストライカーが残留してくれた効果が早速現れている。トレゼゲの得点力は他の強豪チームにとって今期の脅威となるに違いない。今後はデルピエロも調子を上げてくるだろうし、トレゼゲデルピエロのコンビを止めるのは難しいと思う。


FW陣は概ね好調だが、MFやDFには不安要素が多い。それぞれプレーについてのコミュニケーションが足りないと聞く。新しいチームであるため組織構築に時間がかかっているという感じだ。これからは研究されてくると思うのでしっかりとした組織ができていないと強豪にだけではなくてプロビンチャーレからも勝ち点を奪われかねない。組織的なサッカーがセリエAの魅力の一つであり、どんなチームも組織的に整備されているから優秀な選手を多く抱えるユーベであっても組織ができていないとあっさりと負けてしまうかもしれない。
今のユベントスには若いワールドクラスの選手がいない。その分を充分な組織サッカーで補わないといけない。むろん、少数のスター選手だけで勝てるわけではないけれど、セリエAの盟主に返り咲くにはまだまだ選手層が薄いと思う。