アズーリの近未来

ブログ娘から滋賀アヤカ。

最近の休みの日はもう休むだけだが、しっかり休むのも仕事だ。

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ワールドサッカーダイジェスト(No.253, 10月4日発売)に各国代表の新戦力や期待の若手選手が紹介されていた。ブラジルとアルゼンチンは次々と新人が出てきる感じだった。ヨーロッパではドイツの評価が高かった。数年前、ドイツは若手選手が育たない等の悲観的な論調があったものだが今ではすっかりかつての強きドイツの姿を取り戻したようにみえる。以上、この3カ国については次回のワールドカップ南アフリカ大会で中心的な存在となるだろう。


さて、俺の注目するイタリアはというと…。本雑誌の評価によると概ねどのポジションにも期待の新戦力を備えておりさすがは大国であるとのこと。俺の思うところによれば他の列強に比べてスター性がある呼べそうな選手がいないかな。イタリアは、数年前はスター軍団と言われていた。まあ、そのスター選手達が肉体的にピークだった頃(日韓ワールドカップとか欧州選手権2004)はアズーリはパッとした成績は欧州選手権2000での準優勝だけだ*1。そんな悲運のスター軍団も昨年のワールドカップではついに世界の頂点にたった。このときはもうスターという感じはなかったけど、とても頼もしかった。今までイタリア代表選手はスターだとか言われてそれが少なからず足かせになっていたのではないだろうか。期待とかのプレッシャーの他に選手同士がチームメイトとしての団結心を充分に気づけていないかったのかもしれない。
今のアズーリにスターはいない。かつてのスターはいるけど若手のスターはいない。この辺の感想は昔の日記で書いてるかもしれないけど、これが今のアズーリに対する俺の気持ちだ。だからこそ、これからのアズーリに選ばれる選手に注目している。ワールドサッカーダイジェストを読んで今後のアズーリがあらためて楽しみになってきた。


俺がアズーリのファンになった頃の1990年代のアズーリは中盤の選手層が薄かった。一方でFW、DFそしてGKには逸材が揃っていた。サッカーは中盤が強くないと有利に戦えないものだから10年ほど前のアズーリはチームとして大きな弱点を持っていた。ところが、今のアズーリは中盤が最も充実している。ピルロガットゥーゾデ・ロッシを第一人者として続く戦力には若手が多い。で、その一方でFWが弱くなり、ディフェンス関係の選手に期待の若手が少ない。なかなか上手く満遍なく上質の選手を各ポジションに輩出するのは難しいのかも、イタリアでは。
俺的に最も危惧するのはファンタジスタと呼ばれるテクニックと創造性に秀でた選手が枯渇しかけていることだ。ファンタジスタはイタリア代表に必要だろう。トッティが代表を引退し、俺が最も好きなファンタジスタであるデル・ピエロにも残念ながら年齢的な衰えは隠しきれないはずだ。彼らに続くファンタジスタの登場、覚醒が望まれる。次代のファンタジスタ候補しては、トリノ所属のアレッサンドロ・ロジーナのようだ(ワールドサッカーダイジェスト誌)。ロジーナは23歳。デル・ピエロトッティが10代の頃から日本のサッカー雑誌にも取り上げられて早くからスター候補だったのに比べるとロジーナはまだまだ知名度低いか。今シーズンはトリノセリエAに復帰しているからロージナに注目度も上がるだろう。楽しみだ。その他にも20歳のセバスティアン・ジョピンコ(エンポリ)や17歳のフェルナンド・フォレスティエリのような若手選手もふぁんたじすたとして期待できそうらしい(ワールドサッカーダイジェスト誌)

*1:このときは決勝でロスタイムに同点ゴールを許し、延長戦でゴールデンゴールを決められて敗退。