創造のない世界、ダークフォール

よー分からないことをつらつらと書いたなぁ。


ダークフォール。滅びの世界を標榜する闇の世界。
彼らの考え方では決して未来を信じようとしない。ひょっとしたら、未来を信じながらも信じた未来を実現できず、何度も挫折を経験した意識の集合体のようなものがダークフォールなのかもしれない。
自らの信じる未来を実現するために努力を重ねることが重要だが、挫折もまた多く経験する。何度やっても結果は同じ…と諦め、それ以上は何も考えなくなる。未来への創造性を捨て、未来のことを考えなくなるとき、そこから先の世界は無意味なものとなってしまう恐れがある。やるだけ意味がない、いずれは朽ち果ててしまうことに変わりはないとか考えて、自ら未来へのアプローチを放棄してしまうことは生きることに対して重大な損失であろう。どうしようもなく未来が制限されてしまうことはあると思うけれど、その瞬間が訪れるようと訪れまいと未来を開拓する努力は続けていくべきだ。


ダークフォールは滅びの世界を実現することを目指しているわけだが、緑の郷へ刺客として送り込まれた闇戦士で最も未来への創造性を否定あるいは疑問視していたのは満と薫だったと思う。しかし、否定したり疑問を持つことは、そのように考えるに至った事象に対して考えたからであり、否定や疑問を打ち消す事実を証明したり実演して見せることで考えは変わってくると思う。
満薫のように闇の世界にもわずかながら潜在的に未来を望むものが存在する。どんな世界に生きるものでも、そこに存在するということは生きることを本来は考えるものだと思う。


プリキュア達は未来を創造する側に立っている。どこまでも前向きで決して諦めたりはしない。本当のところは諦めてしまいそうになることもあるわけだが、そこから立ち直ってまた頑張っている。そんなプリキュア達を支えているのは家族であったり、多くの仲間達である。稀に一個体の創造性が未来を大きく変えてしまうことがあるが、多くの場合は個人の未来を創造性はその他の人々の創造性との相互作用によって達成される。どんな未来の創造が達成されるかは分からないが、大なり小なり個々の創造性は互いに影響しあうと思う。互いに影響し合うことによってそれまでに予想もつかなかった未来が創造される可能性がずっと高まるに違いない。
もう未来なんて意味がないと思考の出会っても何も生まれない。考え方が同じだから。だが、未来を創造しようとする考えは複数存在するから、時には傷つけ合ったとしても前に進むことができる。常に前向きに努力する者達には必ず何らかのサポートが現れる。だから、挫けそうになっても立ち直ることも可能になる。


創造と滅びは背中合わせなんだと思う。どっちに側に傾倒していくかは、その時々で異なってくるのだろうけど、常に創造と向き合ってそれに近づいていきたいものである。