奪われしもの

咲と舞は大切な人をよく拉致されてしまいますね。先の満と薫もそうですし、今度はフラッピとチョッピです。咲と舞は彼女らが拉致されるときにほぼ無力でした。どうしてこう奪い去られる側は無力なんでしょうか。無力だから?多分、それは違うと思います。奪われる時というのは突如として予想もなく訪れるものだからです。恐ろしいものですね。天災は忘れた頃にやってくると同じようなものでしょうか…。
奪われたものは取り返すことができるからまだ救いようがあるし、頑張りようもあると思います。でも、失われたものは決して取り戻すことはできないわけです。


ゴーヤーンは拉致するのが巧みなんですよね。決して真っ向からは攻撃せずに常に見えないところから突如現れ出でます。そして問答でもネチネチと絡んできます。やはりどうも嫌な奴ですね。でも、こういう存在は世渡りも上手いと思います。第29話では実はゴーヤーン自身も窮地に立たされる可能性がありました。しかし、ゴーヤーンはミズ・シタターレプリキュアの戦いを上手く利用して彼自身のミッションを完遂して見せました。フラッピチョッピをダークフォールへ拉致することで彼の仕事は完成しているのです。そこから先はアクダカーンに任せれば良いのですからね。
ゴーヤーン、恐ろしい奴。ただではやられないだろうなぁ。