第9話感想

宮迫くんと安藤さんのクラス委員ペアを中心にしたお話でした。自信がなく気も弱そうな男子委員の宮迫くん、片や眼鏡・おさげ・おでこ(?)で気難しそうにみえる女子委員の安藤さん。通常であれば、安藤さんがウジウジする宮迫くんに苛立つものでしょうか。でも、安藤さんはクラス委員の仕事に自信のない宮迫くんを密かに応援していました。安藤さんには彼の持つ力に気づいているようで、彼には自信をもって欲しいと願っているのでした。「こ、これは恋なのか?そうなのか?」。主人公達を差し置いて青春するとは…、S☆Sのサブキャラ達も侮れませんねえ〜(笑)


宮迫くん、咲の魔力*1によって髪人形劇を手伝うことになりました。
咲舞は寄るところがあると行って別行動をとったため、劇が始まるまで宮迫くんと安藤さんは二人きりになりました。しかし何も起こらなかった…はずがない!この二人きりの時に宮迫くんは安藤さんも彼自身と同様にクラス委員としてやっていくことに自信を失っていたことを聞かされます。誰だって最初から仕事に自信があるわけじゃないんですよね。でも、ちょっとした自信になるきっかけがあれば、仕事に向かう気力を出すことができるようになるんですよね。安藤さんの体験を聞いて宮迫くんも自分だけが悩んでいる分けではないことに気づいたのかもしれませんね。安藤さんの思わぬきっかけで自分のことを宮迫くんに話すことになり、親近感を深めたかもしれません。互いに話し合ってみると解決することって多いと思います


咲舞のトラブル*2により安藤さんと宮迫くんが紙人形のお芝居をすることになってしまいました。宮迫くんは失敗を恐れるあまり劇に参加することを渋りますが、安藤さんは失敗したっていいじゃないと言って彼を励ましました。最初はおどおどした感じで劇をしていた宮迫くんでしたが、途中からは安藤さんを自ら励ますかのように劇を続けていました。安藤さんの気持ちが通じたのだろうし、宮迫くん自身も劇を最後までやり遂げようと思うようになっていたのだと思います。
これは、劇の最中に地震*3が起きて、この時に安藤さんは不安そうな表情を見せたんですよね*4。そんな安藤さんを励ますように宮迫くんは劇を進めました。この時の宮迫くんの行動を大いに安藤さんを勇気付けたのでした*5。「ありがとう」、安藤さんが台詞として喋ったこの言葉は宮迫くんへの言葉でもあったわけですね〜。顔を真っ赤にした宮迫くんは初々しかった。うんうん、この時の宮迫・安藤ペアは雰囲気が良かったなあ。いやあ〜、羨ましいよ(爆)


今回は、咲舞とはまた違った「ふたり」の関係が生まれましたね。考えてみると、他にも「ふたり」のストーリーがあって、それは安藤さんとトモヤくんのことです。安藤さんに自信をもたせたくれたのはトモヤくんとの出会いがきっかけでしたからね。劇の終わりにトモヤくんが「加代ちゃん、大好き!」といって涙顔で抱きつくシーンにはもらい泣きしました(漠)。涙もろいんですよね〜、私。宮迫・安藤ペアの話もこのトモヤくんの話も第9話にはたくさん感動させる場面がありました。
私は主人公達の間の物語は当然のことながら、主人公達とその周囲の人々や周囲の人々の間の物語をもっとみたいです。1年間の間に作れる物語は限られているけれど、もっともっと登場人物たちがいろいろな出会いをしていろいろな体験をする物語が見たいです。

  • 咲について

また遅刻しておりましたね〜。私は咲は自転車通学だと思っていたのですが、どうやら違うようですね。休みの日などしか自転車で学校に来てはいけないのかもしれませんね。いやはや、あの学校前の坂道を自転車で登るというのは骨が折れそうですがねえ。


今回は咲のバカ可愛らしさが満載でした。かぁ〜、咲が好きな人には思わずニンマリしてしまったに違いない。深呼吸し過ぎてみたり、宮迫くんへの魔性のお願い攻撃…。あれ、咲ってこんなに可愛かったっけ?いやいや初めから可愛いなんてしっていたさ。でも、改めて咲は可愛いと思っただけさね。


咲は図書館の幼児達にパンを焼いてプレゼントしていました。ナイスアイデアでしたね。咲のおかげで、今回のみんなの思い出は視覚、聴覚、嗅覚そして味覚でさえも覚えておくことができるのです。あ、あと触覚もあるなあ。お互いに触れ合っている場面もありましたからね。

  • 舞について

今回も舞は自分の特技を活かせる方法でナイスアイデアを披露しました。舞は良きアドバイザーですね。頭の回転の速さは学者の両親譲りでしょうか。あんまりにも良い考えを出すものだから、私なんかは舞が羨ましいですねえ。良い考えを出すために思案するのに時間がかかるもんですから。でも、舞は思いついたことをまずは実行してみようという行動派なんでしょうね。


舞も舞で可愛いところがたくさんありました。何気ない仕草なのですが、可愛らしいんですよね〜。そのほとんどが咲と一緒にいるときなんですね。舞は咲と一緒にいるともう普通にたのしいのだろうなと思います。最初の方で咲と二人で机を挟んで話している場面は楽しそうだなあとほのぼのしてしまいました。また咲と信号待ちをしていた時に咲のもってきた紙袋の中身を尋ねてちょっぴり身を乗り出す場面では自然に可愛らしさが醸し出されておりました(微笑)

  • 信号機・外灯ウザイナーとの対決!

戦闘シーンは短かったもののウザイナーの攻撃力は凄かったようです。プリキュアも後退しながらの応戦だったようですから。それでも最後はプリキュアならではの打撃技でウザイナーの動きを止めました。
モエルンバの火球攻撃も精霊の光を使って見事に防御しました。もう完全にプリキュアとして戦えるようになっていますね。攻撃に防御に上手く精霊の力を応用できていますね。

  • 更に広がるか登場人物層

S☆Sになって初めてのクラスメイトメインの物語でした。第10話のほうでもクラスメイト達の物語になるようですね。咲舞は自分達と関わる人々をとても大切にしています。それは両親だったり、友達だったりとごく普通の関係の人々が多いです。ごく普通に当たり前に存在する大切な人々。そんな人々との関係を今後どのように掘り下げていくのでしょうね。

*1:咲が宮迫くんに劇を手伝うようにお願いした。この時の咲のお願いの仕方は反則ですなあ。あんな風に頼まれて断れるはずがない!普通の男子なら喜んでついていくだろう(爆)

*2:モエルンバさんに襲われ、プリキュアに変身して戦っていた

*3:ウザイナーが歩くと大地が揺れていた。ウザイナーでか過ぎ!ふぅむ、今回はプリキュアの戦闘は現象世界に物理的に繋がっているようですねえ。いろいろ考察したいが、いまはしない。そして、そのうち忘れる(爆)

*4:劇を見る幼児達も不安そうでした

*5:劇が続いたので、幼児達も地震への不安から気持ちが劇の展開への期待に変わっていました。劇に見入る幼児たちも可愛かったです。