セリエA２０１４−２０１５シーズン開幕間近

ユベントスのリーグ４連覇、ミラノ勢の巻き返し、そしてローマ等のイタリア南部勢の覇権奪取の三点が注目される、セリエAの新シーズン。
ユベントスは監督交代でマンネリ化が懸念されたメンタル面が大きく改善されている。一方でワールドカップにエントリーした主力メンバーのコンディションが気がかり。四連覇が現実的な目標であるが結構な落とし穴があると予想する。三位くらいでフィニッシュしそう。チャンピオンズリーグで上位進出を目指すほうがモチベーションがあがるのでは。
ミラノ勢、ACミランとインテル。ミランは情熱的なインザーギを新監督に迎えて巻き返しを計る。戦力の拡充よりは既存戦力のポテンシャルを引き出す方向でチーム強化を進めているようにみえる。バロテッリはチームプレーに難があると思われているのか、放出されそう。これはとても残念。セリエAから話題の種が失われそう。さて、インテルは今シーズンからは旧メインメンバーが抜けていよいよ新しいサイクルがスタートする。まだまだ優勝争いをするには実力不足か。
ローマ、ナポリ、そしてフィオレンティーナ。ローマは補強で話題を呼んだ。ユベントスやラツィオが狙っていた注目選手をうまく掠め取って獲得。戦力を高めている。昨シーズンに培ったサッカーを熟成させてスクデット奪取を狙う。実際にユベントスの最も危険な対抗チームだろう。ナポリは今までどおり？チャンピオンズリーグへのダイレクト出場権を狙う程度か。フィオレンティーナはゴメスとジュゼッペ・ロッシが万全の状態でプレーできれば面白そう。ナポリ同様にスクデットまでには手が届かないかも。

新イタリア代表監督

先日ユベントスの監督を電撃辞任したアントニオ・コンテがイタリア代表の新監督に就任。かつてACミランの監督だったアリーゴ・サッキがイタリア代表監督になったときのよう。イタリア代表の国際舞台での復権を成し遂げられるかに期待。
ユベントスを戦う集団としてまとめあげた手腕は確かなもの。今度はイタリアの優秀な選手を招集して代表チームを構築していくことになる。かなりの強いパーソナリティの持ち主でカリスマ性を持ち合わせており選手たちからはリスペクトを集めるだろう。懸念されるのはイタリアの各クラブとの付き合い方かと。かなりの自信家で野心家でもあるらしいのでいろいろと課題もでてくるだろう。

ワールドカップ終了からそろそろ一ヶ月

ワールドカップ２１０４ブラジル大会が終わってからそろそろ一ヶ月。フランスではプロリーグのリーグアンが開幕した。もうすっかり新シーズン。今の注目はヨーロッパの移籍市場が閉まる８月３１日までに欠くクラブチームの補強がどのようになるかだ。

ワールドカップ後、いろいろ特集号が

ワールドカップが終わり、これからはいろんな雑誌社から総集編のワールドカップ特集号が発売される。4年前のワールドカップではそのような特集号は買わなかった。イタリアの早期敗退があまりにショックでかつスペインが圧倒的に勝利して天邪鬼的に好かない気持ちになったからである。決してスペインのサッカーが嫌いなわけではない。むしろ憧れである。ただ、憎らしいほど強いほうが弱くなってきた頃に明らかに愛着がでるもの。スペインは選手の質が今なお高水準なのでイタリアのように弱体化の程度が小さいので高い競争力を保てるだろうが。
さて、ワールドカップ特集号の発売が楽しみだ。あんまり買わないが、ワールドサッカーダイジェストのワールドカップ特集号は購入したい。ワールドカップ前の予想と実際の結果についてどのような考察がなされるのかを楽しみしている。
今回のワールドカップはいろいろな予想が概ね的中した。気候による影響や、各国の戦い方とかよくよく的中していた。今後四年間のサッカーのトレンドがどのようになっていくのかが各特集号にはワールドカップの結果を受けて考察されるはず。ドイツみたいなのがトレンドになるのか、再び速攻攻撃の時代がくるか。センス重視を忘れないでいてほしいものだ。

ユベントスの新監督

コンテ監督の電撃辞任からほどなくして新監督が決定。ユーベの新監督は前ミラン監督のアッレグリ。ミラン解任から半年ほどの充電期間をおいてセリエA監督業に復帰したアッレグリ。アッレグリがどのようにユベントスをまとめていくか。
小耳にはさんだ情報ではアッレグリはミラン時代にアンドレア・ピルロを起用しないことがあり、このことが原因でピルロがユベントスへ移籍することになったとか。特にアッレグリとピルロが不仲とかいうそうではないらしいが、ピルロの起用方法についてハッキリさせないとユベントスの新シーズンは不透明だ。
そういえば、アッレグリはミランの新監督のインザーギとは因縁があった。ミランが不調だったころにミランの下部組織を率いていたインザーギがアッレグリを批判したことがある。今シーズンはそんな因縁のある監督同士が率いるユベントスとミランの対決も注目すべき側面が増えるだろう。

ユベントス、監督辞任

ワールドカップが終わっていろいろ振り返り感慨にふけっていた今日この頃だったが、ショッキングなニュースが飛び込んできた。ユベントスのコンテ監督が辞任したのだ。新シーズンはセリエA四連覇を目指しているはずだったのだが、何がいったい起きたのか！？
どうやら補強だの何だのでコンテとユーべの首脳陣の間で意見の相違なりがあったらしい。コンテは妥協を許さないから自分の要望が通らないことに納得いかなかったのかもしれない。
今のユベントスにはヨーロッパで戦えるだけの戦力がないのだから、コンテが戦力拡充をこのシーズンオフ中に達成したことは間違いない。だが、実際にはユベントスの財政面を考慮すると要望した選手を自由に獲得できるわけもない。有能な選手を獲得できれば単純に戦力拡充となるが反面では結果がでなければ批判の対象となる。コンテはセリエA三連覇の最大の功労者であるが、次の結果すなわちヨーロッパカップ戦での成功を急ぎすぎていたのではないか？一方のユーべ首脳陣はどちらかといえば中長期的に選手育成などの路線をとりつつ安価で優秀な選手を獲得したかったと思われる。このようなところで少しずつコンテとユーべ首脳の間に溝ができてきて今回のコンテの監督辞任に至ったのだろう。
ユベントスの次の監督がどうなるのかユベントスの今後の補強戦略に大きな影響がでてしまうので注目だ。

夢のような一か月が終了

ドイツがアルゼンチンに勝って24年ぶりのワールドカップ制覇を達成。

今は長い夢から覚めた何とも言えない虚脱感。
もう少し冷静になってから考えよう。