勝つたびにどきどきすること

ユベントスが試合に勝ったか負けたか一喜一憂する状態が続いている。今節はトリノダービートリノに勝利!!ダービーマッチはそのときの互いのチーム状態や順位に関係ない試合内容や結果になると言われている。今回の勝利によってユベントスが上昇気運に乗れるかどうかは分からない。連勝していってほしいところだ。
ユベントスを応援し続けてきた。勝ったり負けたりにどきどきするのはかなり根強く応援している証。勝っているときは嬉しくて当然。一方、負けが続いている困難なときこそ真剣に応援を続けたい。ただし、無条件に応援するだけでなく不調の原因を考察しながら悪いところを修正できるような考えが出せたらと思う。
チームが勝てばサポーターは嬉しく楽しくなる。そんな風にさせるのがプロスポーツ選手の仕事であり義務だと思うが、プロスポーツを成り立たせるのは試合をする応援するチームと対戦するチームに加えて試合を観戦するサポーターや観客の振る舞いも大事になるはずだ。観客は最高の試合をするようにチームや選手に求めることができる。それはチームや選手に勝利を義務付けるようにプレッシャーを与えることではないと考える。最高の試合をするような、させるような雰囲気を試合会場にもたらすのが観客、特に各チームのサポーターといえる観客に必要な振る舞いではないだろうか。
勝ち続けるチームにはファンが多くつき、チームの躍進を後押ししてくる。だが、負けてくるとファンはチームにとって圧力になってしまう場合がある。ファンは気分がスカッとする試合がみたいし応援するチームが勝つことを求める。考えてみればすべての試合に勝つことは極めて困難だ。世界最強チームでもなかなかできることではない。実際のところほとんどの強豪といわれるチームでも困難な時期を時間的長さがあるとしても抱える。強いチームほど不振の際には様々な圧力を受ける。そんな圧力を跳ね返し克服するのが真の強者なのは確かだが圧力が耐えたり克服する能力を越えていたら不振の状況はさらに悪化する。負のスパイラルに入ってしまう前にプレッシャーに対する予防線・防衛線を張るなどの対策を講じることが必要だ。
目標を修正したり、援助を求めたり、だ。結果重視の試合内容で勝ち続けることが不振脱出の近道だが強豪チームに関してはあまりに短絡的な考えかもしれない。強豪チームとしてのポリシーを示しつつ堂々と戦い続けることがチームの伝統的なイメージ、強さを示してライバルたちに我等ここにありと存在をアピールできる。