厳しい戦い続くユベントス、クラブ全体の問題としてとらえよ

アタランタに2−0で勝利。やったと思ったが、今節ではサッスオーロにアウェイで0−1で敗戦。まったく勝ちの波に乗れていません。アタランタ戦では得点者がディバラとマンジュッキチという今夏に獲得した期待の新戦力で彼らの間違いなく貴重な新戦力だったと嬉しくて勝利のための今後もゴールをあげつづけてくれるはずと思ったのだ。しかし、まだまだ彼らは効果的、貴重なゴールや見せ場が少ない。もっともっと新選手と既存選手が理解しあっていくことが必要。選手個々でみればセリエAトップの力があるにも拘らずここまでユベントスが勝ち点を積み上げられないのは選手どうしが上手くまとまっていないからだと推測する。
ユベントスはシーズンを通してセリエA、国内カップ戦そしてチャンピオンズリーグを戦う。過密な試合日程をこなしている。悩ましいチーム事情がありつつも試合がある日を次々と迫ってくる。目の前の試合に対して応急処置的な対応をして一時的に成果が上がっても、あるいはあがっているように見えても根本的な問題は何も解決していかない。応急処置的対応とともに根本的問題への対応も施していかなければ今シーズンは総じて丁重な戦いに終始する恐れがある。もうこうなっては思い切って今シーズンの目標をチャンピオンズリーグは最低でグループリーグ突破そしてセリエAでは3位以上というように修正してみるのはどうだろう。現実的で最低限の成績目標だろう。ユベントスの選手層ならば達成は可能だ。目前の試合に対処しながらも最終的のより良い上の結果をもたらせそうな気がしてくる。
ユベントスは獲得や選手などの現場陣はよく戦っているはずだ。ただ、現場だけの対応でもどうにも上手く波に乗っていけないことだってある。ユベントスのフロント等の役員たちも知恵を出したり援助する活動で行動してクラブ全体で今の不調を乗り切っていくことが大切だ。チームの成績不振は現場を預かる監督の責任が大きいと思われることが大きいだろうが、ユベントスのようの大きなクラブとなれば監督だけに責任を背負わせていては問題が解決しないと思う。ここまで選手からの不満は聞こえてこない。少なくとも大きくチーム内の不和がニュースになっていない。ユベントスは今大きく生まれ変わるために苦しんでいるようにも見える。場当たり的に有望な選手をかき集めて戦力を拡充してきたわけではなく、新戦力たちは徐々にチームに馴染んできている。ここから爆発的に好結果をもたらせないかもしれない。しかし、まだまだ良いチームに成長していく期待はある。前記した修正目標は現実的に可能な達成目標だ。近くを見つつも到達点もおぼろげに見据えていく。ユベントスは地道に復調していく。また、ユベントスというクラブの巨大な姿が他のライバルチームにプレッシャーを与えて続けていくはず、少なくともイタリア国内での戦いでは。なお、チャンピオンズリーグでよい戦いを続けていくことも復調にもとても大事な効果をもたらすはずだ。