どのように強くなるかが大切なときにいるユベントス

セリエAの盟主たる存在のユベントス。リーグで積み上げてきた実績がそうさせる。成功も失敗・失態も合わせてまさにセリエAの主役だ。
今シーズンのユベントスは多くの選手を入れ替えた。その選手層はセリエAで最高だ。しかし、ここまでは成績が上がっていない。最新の第5節では昇格組のフロジノーネに引き分け。格下に勝ちきれないのは王者の強さが薄まっているか、失われている証拠だろう。
ユベントスの不調は戦術組織の構築に戸惑っているから。新戦力や主軸選手が怪我をしてしまったことが原因。どんなに選手が良くても基本となる選手が揃っていないと戦いにくい。今のままでは優勝戦線を引っ張るよりは首位のチームを追っかけていくようになっていくだろう。主力が戻ってくる前に首位から離されるようだとチーム全体が悪い感じになってしまいかねない。アッレグリ監督はチーム管理が巧みなのであまり心配はしていない。ユベントスのフロントがアッレグリを信頼してバックアップしていくことが大事だと思う。現場もフロントも一致団結して現在の不調を乗り越えてセリエA五連覇に向けて戦ってほしい。