アルゼンチン決勝へ

ベスト4の残り1試合、アルゼンチン対オランダ。
守備もしっかりしつつ強力な攻撃陣を押し出してくるアルゼンチンに対し、オランダも守備的に試合を進めた。どちらも決定的な場面が少なかったが、それぞれ現在のチームの持ち味を発揮した激しい攻防のある試合だった。どちらか一方がゴールを決めていれば試合の展開は大きく変わったに違いない。アルゼンチンのメッシもオランダのロッベンもゴールを決めるには至らなかったがぞれぞれ見せ場は作っていた。さすがはワールドクラスのプレーヤーだ。どんなに膠着した試合展開であっても彼らのようなプレーヤーがいることでワクワク感や緊張感が損なわれることはない。
最終的な決着はPK戦となった。アルゼンチンのGKロメロが躍動してオランダのPKを二本ストップ。アルゼンチンは全員がPKを決めた。PKは運の要素が大きい。今回もどちらに軍配が上がってもおかしくないレベルの高いPK戦だった。

アルゼンチンは24年ぶりの決勝進出。対戦相手はドイツだ。今大会屈指の組織力と攻撃力のドイツに対してアルゼンチンがどのように戦うのか注目。

オランダはブラジルとの三位決定戦に臨む。開催国相手でかつ三位にあまり興味がなさそうなオランダの戦いぶりにも注目だ。