結束したレアルと崩壊したバルサ

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20070618-00000021-spnavi-socc.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20070618-00000021-kyodo_sp-spo.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20070618-00000037-spnavi-socc.html


シーズン序盤はレアルが崩壊してましたね。あんなにポコポコ負けるレアルを知らないものですから、もうオワタと思ったものでした。それが最後には優勝しちゃったわけですからね、驚きです。そもそもアレだけの戦力を誇っているのだから本来は優勝してもなんら辺ではないのだけど、チグハグなチーム状況を露呈していましたからね。やはりこの最後の最後での優勝は驚くべきことでしょうね。スペインのある記者の方によれば、レアル・マドリードの終盤戦の粘りや勝利への執着心は伝統的に強いと言っていますので、現地の人にとってはそれほど驚きではないかもしれない。やっぱりレアルはレアルでスペインサッカーの盟主の一つなんですね。


さて、一方で、バルセロナの失速は残念でならない。でもね、ワールドカップ後のシーズンであることを忘れちゃ行けないと思うんだよね。ワールドカップ後って強豪チームが軒並み調子を崩すものだから。でも、今シーズンは、大体は各国のビッグクラブはそこそこの活躍をして優勝したり、優勝戦線に留まっていたものですから、ワールドカップ後のシーズンに良く見られるビッグクラブの失墜は少なかったと思う*1
で、話をバルセロナに戻すと、優勝争いには最後まで留まったようにみえて、バルサの失速がレアルに優勝をプレゼントした形になったと思う。バルサの選手にいろいろと疲れはあっただろうけど、昨シーズンのようなチームの結束力が失われていたのがバルサの強さを激減させてしまっていたのではないか? 時間が与えれれば選手間の信頼関係というかプロフェッショナルとしての関係を取り戻せると思うけど、それでもかつての強さを取り戻すにいくつかの改革*2が必要になるかもしれない。バルセロナにはメッシやイニエスタとか下部組織出身の若いスーパースターがいるし、まだまだ力は衰えていないはず。ロナウジーニョも来シーズンは復活してくるに違いない。レアルから王者の称号を取り返すために戦うバルサのらいシーズンが楽しみですね。


発熱した全ヨーロッパの戦いは終わりました。ここからは来シーズンに向けた各チームの補強戦略の話題で持ちきりになります。効果的な補強ができるのはどんなチームかな〜? バルサとレアルも積極的に移籍市場で立ち回るに違いない。面白そうです。
ま、私の一番の関心はユベントスが効果的な補強ができるかなんですけどね(^▽^)

*1:ドイツのブンデスリーガでは、バイエルンが4位となり、来期のチャンピオンズリーグ出場を逃した。シーズン中の監督交代などもあって、かなり混迷を極めた。

*2:選手の入れ替え