第35話感想

夕凪中ソフトボール部決勝進出。咲は決勝という舞台が重荷になっていました。優勝が決まる重要な一戦であると共に、先輩達の最後の試合ということで咲は自分自身に多大なプレッシャーをかけてしまいました。
 本編中では、咲だけがプレッシャーと戦っているように見えましたが、その他のメンバーも咲と同様にプレッシャーを感じていたはずです。そんなチーム状況にあって冷静だったのは監督の篠原先生とキャプテンの泉田先輩でした。ベンチとグランドの指揮官の冷静さがエースとチームに落ち着きをもたらしました。篠原先生は人生経験もあるので冷静を保てたのかもしれませんが、今回はまず泉田先輩の存在が重要だったと思います。彼女の昨年の経験が活かされ、最も動揺していたエース・日向咲は本来の調子を取り戻して試合に集中することができました(*)。今日の試合の中で、咲を初めとして泉田キャプテンの背中はどんなにも大きく頼もしく見えたことでしょう。
 一方で泉田先輩はチームメイトから力を与えられていました。厳しい練習を一緒に乗り切ってきた仲間がいる。そんな仲間達とプレーできる楽しさや喜びが泉田先輩をずっと後押ししてきたのでしょう。泉田先輩には過去の苦い経験があり、それを克服するため、自信をつけるために厳しい練習を乗り越えてきたのでしょうが、そのうちにチーム全員でプレーする大切さを認識していったのかもしれません。
 私は、このようなチームの一体感が好きです。勝負の結果も大事ですが、目標に向かってチーム全員が努力した結果であれば受け入れることができます。それに全員の意思統一ができていれば、例え失敗したとしてもやり直すことは何度でもできると信じています。

 咲は今回の敗戦に充実さと悔しさの両方を味わいました。最初は後者の気持ちの方が大きかったと思います。どうしても今日の試合の自分のプレーを許せなかった…。自分のプレーで何とかしようとする気持ちがやっぱりまだ残っていたんでしょうね。泉田先輩から一緒にプレーできて良かったということ言われてもまだまだ咲の心の中では消化しきれていなかったのだと思います。もちろん泉田先輩の気持ちは嬉しかっただろうし、分かっていたけれど、それでもやはり自分を納得させられなかった。
 この落ち込んだ咲を優しい心で包んであげたのが舞でした。傍に来て咲に話しかけてあげましたよね。咲も舞と話しているうちに心の中で抑えていた気持ちが溢れてきて大粒の涙をポロポロと流しました。咲が泣いたときに舞はその姿を優しく見守っていました。舞は咲に思い切り泣かせてあげていたほうが良いと思ったのかもしれませんね。咲は泣けたことで気持ちを整理することができ、最後は次の目標に向けていつものような太陽スマイルに戻ることができました。咲はまた一つ成長した感じがありますね。舞は咲の成長を傍で見て、咲を通して成長しているのかなと思います。 

(*)先生が咲の最終復活に手助けしていましたね。先生はちゃんと生徒を見ているんですよね。頼もしい先生ですね。

・勝つ負けるか、二つに一つ?
 生死をかけたような勝負には結果のみを意味を持つのは間違いない。でも、勝負にはいろいろあり、また勝負へ望む者達の思いもそれぞれ違います。だから、勝負について一つの考え方を押し付けるべきではないと思います。
 キントレスキーは「勝つか負けるかの二つに一つ」派みたいなことを言っていました。キントレスキーはもう少し他人の気持ちに理解があるのかなと思っていましたが、どうやら頭は固いようですね。頭の中まで筋肉ていうか鋼鉄のカチンコチンなのかしら〜。言うことはビシッと言ってやる強い意志を持っているのに他の人の気持ちを理解してあげられないのは残念。誰かこのカチンコチンの鋼鉄筋肉おじさんの頭と心をほぐしてやれんものかなぁ。

・勝者のメンタリティ
 勝ち続けることは非常に難しいと思います。どんなときにも甘えは許されません。まぁ、ここで言いたいのは勝つための心構えです。今回、夕凪中と対戦した大波中は強豪校であり、おそらくは伝統的に強いのかもしれません。伝統は勝負どころで重要になるものです。夕凪中は勢いもありチームも団結していました。それは相手チームも同様でしょう、少なからず決勝まで勝ち残ったチームですからね。だから、最後の勝負の分かれ目は気持ちの差だったのかもしれないと思います。
 勝利の味。それを知ったらもっと勝ちたくなる勝ち続けたいと考えるようになります。勝利への健全な欲求が勝者のメンタリティ。このメンタリティが夕凪中には芽生えていなかったのでしょう。まぁでも、夕凪中はもっと別の勝者のメンタリティを手に入れていますよね。それは皆で一生懸命に努力して目標を達成しようとする気持ちです(^▽^)

 さて、なんだか勝負のことをいろいろ書いてしまいましたが、これは先頃終わったワールドカップを思い出したからでもあります。何せ応援するイタリアがファイナリストになったものですからねぇ。夕凪中の決勝戦にはあの頃の熱い気持ちが蘇ってきていました(爆)。先週にはワールドカップのDVDを見てたものですから尚更でした(笑)

★決勝戦は白熱★
 初回に先制を許すも泉田キャプテンの活躍もあって失点1で
乗り切りましたね。トリプルプレーは生で見てみたい場面です。守備者の冷静な判断力が重要なプレーなんでしょうねぇ。
 今日は最後は勝つのか負けるのかでかなりドキドキさせられました。最終回の咲の打球は打ち上げてしまっていたんですね。相手の投手は打ち取った感があったようですぐにセンターへ支持を出していました。最後は力までだったというところか…。でも、私も舞と同様に夕凪中のプレーに感動した!そして試合終了後の両チームが共に健闘を称えあう場面には微笑ましかったですね。

★珍獣応援団★
 最初にどうして縄跳びが出てきたのか分からなかった。二回のステップを踏まないと目的の物を出せないのだろうか。この辺は不明ですね。
 フラッピ達がポンポンを持ってチアダンスするのがとても可愛らしかったです。そういえば、咲の大切な試合だというのに日向家の皆さんは応援に来てませんでしたね。む〜、決勝戦は平日だったのかな?健太達クラスメイトは来ていたのにね。ひょっとして全校応援だったのか!?��(゚Д゚)

★液体金属ウザイナー?★
 キントレスキーと同様に筋肉ムキムキのウザイナーでしたね。銀色でピカピカしていました。バラバラになったり合体したりと捕らえどころない動きが激しくかつ面白かったです。液体金属のウザイナーで良いんだよね?
 バトルの最初シーンでウザイナーがキントレスキーの元へ集まったので、キントレスキーとウザイナーが合体するのかと思ったのですが違いましたね。夕日を背に液状化(?)したウザイナーが波打つ構図は何かどっかで見たような見なかったような…。そうだなぁ、劇場版エヴァンゲリオンの第25話のラストシーンを思い出しました。
 ウザイナーとは空中戦を展開しましたね。自由落下中にもコンビネーションプレーがありました。分裂したウザイナーの攻撃を避け場面ですね。プリキュアは二人が絡んで攻撃と守備をすることが熱いですね〜♪そうそう、折角攻撃をかわしたわけですが、ウザイナーの頭脳的な攻撃だったようにも思います。だって、プリキュアを引き離せたし、別個に捕まえ大地に叩きつけてダメージを与えましたからね。精霊の光でも防御しきれないほどのダメージを受けていました。キントレスキーがウザイナーとの戦闘をウォーミングアップと言っていたけど十分プリキュアを苦しめていました。次のウザイナーも楽しみです♪

 ところで、ブルームとイーグレットに変身すると動きが激しいような気がするのですがどうでしょう?

★次回は文化祭★
 舞がデザインで苦しんでいましたね。なんのモニュメントのデザインなんでしょうか?咲がサポートしているようでしたが、咲さんは何で舞の背中に手を回してるの〜?(≧▽≦)
 何だかハロウィンぽい格好をしていたけど、お化け喫茶でもするつもりなのか?(違