変身できないけど、どうなる?

旅行のため全国の皆さんよりもプリキュア放送が一回分ほど遅れていました。昨日まとめて最近2話分を視聴しまして追いつきました(^▽^)

  • 咲と舞の信頼関係

先週は咲と舞のラブラブっぷりというか仲良しっぷりがたくさん見れましたね。不思議な出会いをした二人は再会後も不思議な体験をしながら少しずつ友情を育んでいるという感じを受けました。なかなか目から入ってくる情報では咲と舞が劇的に仲良くなるシーンはないのですが、それでも二人はお互いに惹かれ合っていると思います。舞のほうがちょっぴり咲にぺったりという印象もありますね。これは、転校してきた舞を咲が受け入れてくれたことからくる安心感や信頼感が舞にとって強いからだと思います。
咲は舞と対等な気持ちがあると思いますが、舞はまだちょっと咲の後ろに隠れている感じがします。咲はお姉さんで、舞は妹という位置付けは思いのほか大きいのかもしれませんね。何か同じ立場で行動できるイベントがあれば何らかのリアクションが二人の関係に起こると思います。咲と舞は『プリキュアってだけで〜(略)』な関係では元々ないので、劇的な友情イベントは難しいのかもしれない。でも、その分、一緒にいた時間が長い分だけにお互いがどれだけ大切な存在であるかに気づいた時の衝撃と感動は大きいと思います。


咲と舞は、今二つの大きな出来事に巻き込まれていますね。一つは幽閉された満と薫のことと、もう一つはもちろん拉致されたフラッピとチョッピのことです。どちらともまだ会ってからそれほど長い時間を過ごしたわけではないけど、何らかの信頼関係を気づいてきました。咲と舞が彼女らを救うときにその信頼の強さが鍵になるのでしょうね。


思うんですが、咲と舞がお互いの友情を真に意識するのは最終盤なのかもしれませんね。ちょっとマックスハートの時と似てくる場合もあるのかもしれない。決意と別れが訪れる。でも、そこには二人の強い信頼があって決して挫けることはないし、後悔することもない。まだ先のことだけど、S☆Sの展開と共に私自身の気持ちも高まっていくのかなぁとか思ったり〜(笑)

  • 珍獣達の戯れ

先週分と今週分を見ていてフラッピ、チョッピ、ムープ、フープの戯れっぷりが微笑ましかったですね。4人ともそれぞれ泉の郷の仲間が増えて嬉しいんでしょうね。やっぱり同胞が傍にいてくれることは気持ち的に非常に大きいです。特に、あれだけ臆病そうにしていたムープとフープがあんなにはしゃいでいるのはフラッピとチョッピがいるからだと思います。ムプフプの暴れっぷりに本気で注意したり怒ってくれるフラッピやチョッピの存在はムプフプに安心感を与えていますね。幼いムプフプには自分達を見ていてくれる存在が必要なのですね。それからもちろん咲と舞の存在も大きいです。ムプフプが咲と舞の肩に止まったり抱きつくシーンも増えてきていると思いますし、咲舞もしっかりとムプフプの保護者として認識されつつあるようです。
ムープとフープはお姉さんとお兄さんにじゃれてばかりでもないですね。自分達が咲舞達の仲間としての意識もしっかりもっているようです。プリキュアパワーアップに対してムプフプは積極的に関わっていますからね*1

  • クライシスは突然に!

新しく気づき始めた仲間たちとの絆でしたが、突如として危機が彼女達を襲いました。ムープとフープにとって頼れるお兄さんとお姉さんのフラッピとチョッピが拉致されてしまいました。砂浜に消えたフラチョピを探して砂を掘るムープの姿がとても痛々しかったです。
フラッピとチョッピがいなければ変身もできない。プリキュアに変身できなければ戦うこともできない。それでも、咲と舞、そしてムープとフープはフラッピとチョッピを救うために全力を尽くすことでしょう。彼女達の信頼がとても大きな力になってくれると思います。

  • 信頼について

私は、信頼というのはとても大切なことだと思います。これはどちらか一方からの気持ちだけでは決して成り立たないものなのです。誰かの信頼を得るために努力することがあると思うのですが、それは相手が努力する者の力を信じてくれているからできるものなのではないでしょうか。人間関係の立場や社会的位置によって信頼という概念は変わってくるのだろうけど、それでもやはり信頼というのはお互いに作用しあい築くものだと思います。だからこそ、決して短い時間では結ばれることはない。でも、互いに信頼しあえる関係になりたいと思っていれば、いつかきっとそんな関係になれるものだと思います。


信頼する仲間を持つためにはどうしたら良いのでしょうかねぇ。まずは出会いを大切にするってことなんだと思います。でも、一方的な気持ちの押し付けはできないし、相手の本当の気持ちは分からない。一体どうやったらもっと親しく慣れるんだろう。相手の気持ちを考えている間に時間だけ経ってしまって、結局深い関係になることができないことは多いと思います。相手が自分に何らかの魅力を感じるか、こちらのアクションに対して何らかのリアクションを示してくれるとそれが関係構築の入り口になるのかもしれませんね。


プリキュアを見ていて良いなぁと思うのは登場人物達の信頼関係です。素敵な信頼関係に憧れますね。友達関係、家族関係、あんまり語られないけど恋愛関係とかね。
なぎさとほのかの関係は全く未知のもの同士が出会った結果として築かれたものでした。彼女達のそれまでの人生においてまさに衝撃的な出来事だったわけですね。お互いに気になるんだけどなかなか相手の心に踏み込むタイミングが分からない。そんなときに訪れたお互いの心をむき出しでぶつけ合ったあのとき*2…。まさに心のビッグバンでした。そこから無限の信頼の宇宙が広がった感じですかねぇ。彼女達の信頼の宇宙は周囲の人々も他の世界も巻き込んでいきまし、まだ広がっているのかもしれません。広がり過ぎて、今も広がっているのか縮小しているのかは分かんないですけど…。
咲と舞の関係はすでにある程度の信頼があるんですよね。信頼が用意されていたというか、最初から全く知らない関係ではなかったことが大きいですね。その分信頼関係を徐々に強めていく過程やアプローチが気になるし、とても大切なことだと思います。なぎさとほのかのように燃え上がり弾けるような現象がないのならば、静かであっても確実に炎が大きくなっていくような力強い信頼関係を見せて欲しい。それが綺麗ごとのようなことであっても多くの人が心の中では憧れを持つと思うんですよね。だって、相手のことを心の底から思わない信頼関係なんてないでしょう。
信頼ということについて、プリキュアに登場した中で一番悩み苦しんだのはひかりなんでしょうね。彼女には何もなかったから…。それだけ最後の最後でクィーンになることを決意した姿や流した涙には信頼の重みがあったと思いますね。ひかりは虹のそのの迷子だった。でも、虹の園のたくさんの人々と関わることで自分の居場所を見つけたし、信頼する仲間を得た。だからこそ最後は自分の最もいたい場所に帰ってくることができたんだと思います。

*1:なぜ、ムープとフープがプリキュアのパワーアップに関わるのかはきちんと語られていない。しかし、今後明らかになるのかもしれませんね。来週がそんな感じになるのかもね

*2:無印8話