第21話感想

満薫、ついに最前線に立つ!


満と薫は緑の郷へ奇妙な思いを抱きつつもプリキュアを倒す使命を全うすべく咲と舞に襲い掛かろうとしました。しかし、そんなこととは知らない咲と舞(特に咲)は満と薫を自分達にペースに巻き込んでしましました。咲と舞にとってはそうした行動が満と薫の攻撃をストップしていることに全然気づいていなかったんですけどね〜♪


「星空の仲間」…、咲と舞にとって彼女達と関わる全ての人々、引いては生命が仲間なのかもしれませんね。満と薫へ向けられた咲と舞の笑顔がとても眩しかったです。何者への心へも届きそうな咲と舞の笑顔に満と薫も心を動かされそうになりました。そして、光の中へ歩き去る咲と舞の方へと満と薫が歩みだしそうと感じさせたその瞬間…、アクダイカーンの姿が満と薫の思考を遮りました。
ダークフォールの絶対権力者たるアクダイカーンの思想は満と薫が淡く思い始めた咲達への思いを断ち切りました。そして、満と薫はプリキュアに対する攻撃を開始しました。その攻撃は、これまで以上に激しいもので、ウザイナーもかなり強力でしたね。ウザイナーはこれまででも十分強かったと思うのです、今回のウザイナーは隙がほとんど感じられませんでした。しかし、プリキュアを追い詰めるかと思われた満と薫の攻撃が一瞬ですが弱まります。
それは、プリキュアが戦っている理由を知ったからでしたね。プリキュアは満や薫のためにもまた戦っていたのですね。プリキュアは自分達の大切なもののために全力で戦います。真っ直ぐな心で戦います。それは汚れを知らない純粋な心ですね。いつまでも純粋な心ではいられないのかもしれませんが、それでも真っ直ぐに自分の心に真っ正直にいることができれば、物事の本質を失わない心でいることができるはずですね。
そんなプリキュア達の心を知ったからなのか、今回の満と薫の攻撃は一端終了しました。ウザイナーを失い、精霊が解放されたことは痛手でしょうが、すぐに取り戻せるという自信もまたあるのだと思います。


満と薫にとって今回の戦いでの最大の誤算は舞に姿を短い時間であっても見られてしまったことだと思います。これで舞は満と薫を警戒しますし、容易に無防備な姿を見せることはなくなるでしょう。しかし、ある意味で対決することに躊躇をしなくても良くなったとも言えると思います。なぜならば、プリキュアは最初から満と薫を敵として認識する可能性も出てきたからです。
でも、そうはならないと思います。なぜならば、咲と舞にとって満と薫は友達であり大切な人であるからです。満と薫は彼女達が課せられた悲しい使命のためにプリキュアに襲い掛かるでしょう。心の奥に本当の気持ちを押し込めながら…。咲と舞は、そんな満と薫の心の響くような戦いを見せると思うんですよね。咲と舞の相手を信じる心がきっと力になる、そんな風に思いたいですね。だって、相手を信じていなければ、相手だって自分に対して応えてくれないでしょう?


咲舞も、満薫も、まだまだ相手を思う心は一方通行だと思います。その一方通行の心が交わることが彼女達が戦うことならば、それこそが彼女達が戦わなけらばならない理由なんでしょうね…。