咲太陽

舞「咲が頑張っていると私も頑張ろうって思うの(*^_^*)!」
舞はこのように言っていました。咲は向日葵のような女の子ですね。向日葵は、太陽の光がサンサンと降り注ぐ夏を象徴する花ですよね。向日葵を見ていると元気になりますからね。一方、向日葵が枯れてくると夏の終わりを感じて寂しくなりますよね。向日葵の周りには喜びや悲しみの気持ちがいろいろ存在してるんですね。そんな様々な感情があるからこそ多様なことが起こるんだと思います。


さて、咲は向日葵のような女の子であると同時に「太陽のような子」であると言えると思います。生命のエネルギーの根源は太陽の光エネルギーです。それを植物が吸収して植物体を生長させます。その植物を動物が食べ、さらにその動物を他の動物が食する。このような食物連鎖は太陽の光エネルギーによって支えられています。


食物連鎖とは違いますが、咲を中心にして、S☆Sの人間関係の連鎖が繋がっていきますね。もちろん、咲のもっとも近くには舞がいます。舞は咲からのエネルギーをもっとも高い割合で吸収できるので、これからも咲と一緒に輝くことは間違いないでしょう。「ふたりはプリキュア」ですから、咲と舞が同格であるはずなのですが、それでもやはり咲が半枚上の格付けなのは確かだと思います。まぁ、咲自身はそんなことを考えることもなく、感じることもなく、友達そして自分に関わるもの全てにエネルギーを与え続けるでしょう。


そんな咲にエネルギーを与えるものはなんでしょうか? もうすでに物語の中で何度も発せられているメッセージですが、咲が大切にしている人々なんですよね。太陽は自らが燃え尽きてしまうまでエネルギーを放射し続けるだけで、エネルギーを補充することはありません*1。しかし、咲太陽はみんなからエネルギーを得ることができるのでいつまでも(ん〜、半永久的かも?)輝き続けることができます。すなわち、咲太陽が放出したエネルギーは最終的には咲太陽に戻ってくるようになっているのです。このようにプリキュアの世界ではエネルギーの循環が上手い具合に整っているんですね〜♪


ところが、このエネルギーの循環も決して完璧なものではありません。たとえば、泉の郷と緑の郷を脅かしつつあるダークフォールは、このエネルギー循環を破壊するまたはバランスを崩しかねない外部からのファクター(外的要因)となるでしょう。また、エネルギー循環を担う咲を含めた人々にも循環を壊してしまう危険性があるでしょう(内的要因)。人間関係は常に良好な関係にあるわけではなくて、時には擦れ違い、仲違いをしてしまうこともあります。もしも、その関係が回復できなかった時、エネルギーの循環が破壊されるか、ある人は循環から外れてしまうことになると思います。さらに、咲太陽にもしものことがあれば、エネルギーの循環は根本的に成立しないことになりさらに大変な事態を招くことになるでしょう。


そんなときはどうするんでしょうね。そう、そんなときこそ“ふたりは”力が発揮されるんじゃないかと思います。舞がなんとかしてくれるでしょうし、最後には多くの人々が支えてくれていることに咲は気づくことになるでしょう。まぁ、気づくのは咲だけじゃないと思うんですけどね。


以上ここまで咲太陽についてつらつらと書いてきましたが、上述したようにやはり「ふたりはプリキュア」なので、咲太陽と共に舞も太陽のように輝いていってほしいですね(^▽^)♪ 二つの太陽が輝く世界ってこの宇宙にあるんでしょうかねぇ。

*1:太陽程度の質量の恒星は燃え尽きて白色矮星となり宇宙空間に消えていくだけだそうです