咲とフラッピ
第11話の中で咲とフラッピはお互いに看病しあったりと互いを思いやる気持ちを見せてくれました。咲も言って
いたけど弱っている人や困った人を助けるのは当然のことなんですよね。最近は自分だけが良ければそれで
良くって、もし自分が助けられなくてもそれはしょうがないことだと考えている人もいるそうです。それって哀しい
と思います。誰だって本当は誰かと一緒にいたい、助けられたい、助け合いたいのだと思います。
さて、咲は遅刻した朝の一件で最初はフラッピに腹を立てていたのですが、舞に諭されてすぐに自分の荒立っ
た心に気づいて反省していました。咲って素直な子ですね。頑なにならないところが素晴らしいです。この場面
で咲が頑なに自分は間違っていないと主張して次の展開に繋ぐこともできたと思うのですが、私は咲の舞の発
言を素直に受けれるところがとても気持ちよくて嬉しかったです。そして、すぐにフラッピに謝ることができたこと
も良いなと思いました。
このとき、フラッピがちょっとご機嫌斜めで咲の謝罪と受け入れられなかったんですよね。でも、これはフラッピ
の体調の悪さから謝罪を受け止めるだけの余裕がなかったからかもしれませんね。チョッピが言ったように、フ
ラッピは咲に疑われたことがとてもショックだったんだと思います。だって、緑の郷にきてフラッピ自身が頼れる
のはチョッピ、舞そして咲しかいませんし、咲はパートナーで一緒に暮らしていて尚且つお世話もしてくれる存
在だからです。誰だってパートナーに疑われたら哀しいですものね。
フラッピは自分を夜通しずっと看病してくれた咲に感動し感謝していました。フラッピの「ありがとう」という感謝
の言葉は彼の恥ずかしさゆえか小さ過ぎて咲には聞こえなかったのですが、咲にはフラッピが元気になったこ
とが大切で感謝の言葉を必ずしも聞きたいとは思わなかったと思います。
また、咲が風邪を引いて寝込んだ夜はフラッピがずっと看病してくれていましたね。小さな体でタオルを絞り、咲
の額に乗せてあげるフラッピの姿に私は心打たれました。互いが互いを思いやる姿は微笑ましくてそして素晴
らしいですね。
咲はフラッピのお世話を特に苦もなくこなしてみせています。これはお姉ちゃんとしてなのかどこか大人っぽい
印象を受けます。やはり咲にはお姉ちゃんとしての自覚があって頼りがいのある存在だと思います。みのりが
咲を慕ってなんでも咲の真似をしたがる気持ちも分かります。
フラッピは何もかも咲に頼っていることはないのでしょうが、自然に咲の頼りがいのある存在に安心させられて
いるのかもしれません。
第11話は本当に咲とフラッピには良いものを見せてもらいました。今回でまたずっと咲とフラッピは硬
い絆を結んだと思います。
次回は舞とチョッピがメインの話のようですが、どのようにして彼女達が互いの絆を見せ、そして強くしていくの
か注目して見たいですね。