ユベントス、これから

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0506/italy/team/4067.html


ユベントスは94-95シーズンから昨シーズンまでの10年間で6回セリエAで優勝しています。
チャンピオンズリーグでは決勝に進出したのは4回で、そのうち1回優勝しています。早期敗退はあるもののヨーロッパの舞台でもユベントスは十分強豪として活躍してきたと思います。
もちろん私たちファンにとって失望ととれるシーズンもあったのは確かですよね(^^;


ユベントスはこの10年間サッカーチームとしてだけでなくサッカー企業としても大きな成功と安定した経営を続けてきました。最高経営責任者のアントニオ・ジラウド、ゼネラルマネージャーのルチアーノ・モッジ、副会長のロベルト・ベッテガの三巨頭によって今のユーべのチーム運営と企業経営は確立されています。彼らは常に破綻しないチームを念頭においているように思います。タイトルはほしいけれど、まずは安定した強豪チーム、人気のあるチームを作ることでリーグ制覇と欧州制覇の可能性をもつチームを築いていると思います。そのために実績と実力を兼ね備えた自国や他国の代表の効果的獲得に奔走してきました。興味深いのはスターと呼べる選手を集めながらもユベントスには選手間の不協和音が聞こえたことはほとんどありません。凄いことですね。選手達がユベントスに所属することの意味を理解しているからでしょうかね。あのムトゥでさえもユーベ入りしたからはチームのために全力で戦っています。
それでもやはりユベントスミランと肩をならべるスター軍団であり、ミランと毎シーズンのようにタイトルを争っています。今のユーベににはもうスター軍団に挑むといった80年代後半から90年代初頭の面影はないようです。私は94-95シーズンからユベントスを追いかけているのですが、その前のシーズンまではミランに打ち負かされてばかりだったようですね。その溜まりに溜まった鬱憤をリッピ第一政権初年度での優勝で晴らし、現在まで黄金期を築いています。
現在は少しスマート過ぎて弱弱しいところも見せているけど、ユベントスの負けない勝利への執念という伝統は行き続けていると思うのでいずれ欧州の頂を奪還してくると思っています。我々ユベンティーノも厳しい評価の目をもちつつも温かく見守っていく必要もありそうですね。
ユベントスは94-95シーズンにセリエAで優勝するまでは9シーズンも優勝できなかったそうです。プラティニをようしてトヨタカップで優勝した辺りから優勝できなかったんですね〜。ユーベがチャンピオンズリーグに運がないのはみんなが知るところですが、それでも何度も挑み続けるチャンスがあればいつか3度目の優勝を飾ることができると思います。


昨シーズンと同様に尻つぼみでのチャンピオンズリーグ敗退となりましたが、これはカペッロの戦術ではヨーロッパで戦い続けることの限界を露呈したともまた表していると思います。実は、ちょっぴりユベントスに転換期が訪れているのかもしれませんね。戦力も戦術も大幅な変更をシーズン終了後に迫られるかもしれません。首脳陣の退陣も噂されていますからね。
しかし、そんな転機が訪れてもユーべは前に突き進み続けなけらばなりませんし、ユーべならきっとできると思います。例えゆっくりでもユーべ自身の持つ力を信じて着実にもっとも高いところへ行き着くと思います。