第8話感想

参考:(id:delcalcio:20060326)、(id:delcalcio:20060327)


S☆S8話が、咲舞に何かが起こるのかなと思いつつも、咲妹みのりを気にかけてみていました。
次回予告で映し出されたみのりの悲しげな姿が気になっていたからなのですけどね(^^;)
S☆S8話はみのりの『一人8話』にも見えました。姉に嫌われたという不安感と二人のお姉ちゃんの喧嘩の原因になってしまったという自責の念に苛まれる。小さなみのりにとってはまさに一大事件のS☆S8話でした。
みのりの危なっかしい行動やしょぼくれ振りにたくさんの視聴者が関心を示したと思います。
確かにみのりは魅力的ですが、やはり咲舞をしっかり描かないとS☆Sは盛り上がりませんよね。表面上は、ちょっとみのりに圧倒されてしまった感のある「咲舞の8話」でしたけど、咲舞は今回の件でお互いにギクシャクした関係になる体験をしました。最後にはお互いに考え違いをしていたことに気づき仲直りしました。このことで激的に咲舞の関係が進行したりはしませんでしたが、咲舞の友達になる過程はなぎほのとは違うし、出会ってすぐに友達になって名前で呼び合うようになった咲舞の友達関係はどこでも見られる友達関係だと思います。咲舞の絆は急激に強まるよりもじっくりと強めていく感じだと思います。
S☆S8話には無印の8話に類似した演出がたくさんありました。似せすぎた感が確かにあり、製作者側の拘りが昔からの視聴者にどう受け入れられるかは意見が様々出ているように思います。私は無印8話の類似シーンを出したのは、何も以前と全く同じコトをしようとしたのではなくて今後の咲舞二人の関係の伏線をしくためではないかと思います。仲良し同士でも気持ちがちぐはぐになることもあるけど、ちゃんと話し合えば理解しあえる。これまで直感だけで意気投合していた咲舞が初めて自分の気持ちを強くぶつけ合ったのが8話であり、今後も互いに意見を言える関係を気づいていくと思います。
プリキュアはシリーズ化も視野に入れて作られているそうですが、シリーズだからといって前番と似たようなことばかりしていては発展することはできませんよね。S☆S8話では前番と向き合うことでS☆Sの二人は別の二人の関係を進ませるということを示したように思います。

・咲について
お姉さんでした。厳しい態度で妹を叱りつけました。怒り方が難しいといわれる現代ですが、咲の怒り方はよくあるものでしたが、最後の一言がいけませんでしたね。反省していたみのりにトドメとなる一言でした。叱っても叱られた相手が叱られた理由をきちんを理解していれば、それ以上のことをいう必要などないのです。咲はまだ叱り方は上手ではないでしょうかね。中学2年生だもんね。
のりを許した時に、咲にはみのりを抱きしめてあげて欲しかったんですけどね〜。みのりが許されたことを喜んで笑顔全開だったから抱きしめる必要も生じなかったんでしょうけどね。もし、みのりが泣いちゃったら咲はみのりを抱きしめてあげたのかもしれません。


・舞について
咲に手を振りほどかれた場面での舞の表情は硬直していました。ちょっと怯えているようにも見えました。んな、大げさなというところですが、咄嗟のことでしたからびっくりしたのでしょう。多くは手を振り払われた側もカッとなって言い争いになってしまいそうなものですが、舞はショックのためかただその場を去るしかなかったようです。
今回、冷静に考えてみると舞自身は悪い部分はないんですよね。でも、舞は自分にも非があったと考えていました。なんて良い子なんでしょう〜。咲の気持ちを考えなかったこと自分を責めていました。
咲とはお互いに考えの行き違いを補完しあった段階で仲直りはすんでいたと舞は考えていたようで、咲が直接謝った時には柔らかい笑顔でした。舞にはその柔和な笑顔が似合いますね。
舞も妹だからみのりの気持ちが分かったわけで、舞もしっかりと妹キャラですなあ〜(爆)


・フラッピとチョッピ
フラッピとチョッピはそれぞれが咲と舞の相談にのっていました。そして、ちゃんと謝って仲直りしようねっとアドバイスしていました。何か悩んでいる時に話を聞いてくれる相手がいるのは素晴らしいことです。フラッピとチョッピはその役目を果していますね。でも、随分と咲舞&ラピチョピは仲が良いですよね。仲の良いことには別段問題はないですが、彼女らの間にも何かエピソードは設けなくて構わないのかなと思います。咲と舞の関係同様にラピチョピとの関係もゆっくりと進めていく感じなのでしょうかね。


・モエルンバ?
モエルンバという新しいダークフォールの刺客が登場しましたが、全然目立ちませんでした。面白いキャラですが、外見どおりにピエロのような役を担いそうな感じですね。
ゲキドラーゴさんみたいな役柄ですかね。自分で突っ走って最後にはテンパッてやられそうです。咲にどのように突っ込まれるか注目。反対にプリキュアに突っ込みをいれるキャラとなれるか!?


・バトル(id:delcalcio:20060331)
何?今度のウザイナーは?
炎とは関係なさそうですな。カレハーンは木に関係したものにしかウザイナーを憑依させることができませんでした。モエルンバの頭の中はハチャメチャな感じですから、何にでもウザイナーを憑依させるんでしょうかね?


・兎にも角にも儀式的な印象があったS☆S8話
どこにでもいそうな女の子二人が主人公のプリキュアS☆Sはひょっとしたら谷間の世代なのかもしれませんね…。作る側も見る側も先代とどうしても比べてしまいますから。その比較からより良い方向性を見出して彼女達が真の力を発揮できるような物語の進行を願いたいものです
S☆S8話はS☆S8話である。咲舞のプリキュアを今後も注視していこうと思います。大切なのは今!となぎさ達は言うだろう。