第2話感想

咲と舞はラピチョピと出会い、いきなり変身して変な奴ら*1と戦うことになってしまいました。
咲舞共にあの不思議な体験はまるで夢だったかのようにしか思っていないようでした。確かに現実味のない出来事だったし、あえてあの体験を考えないようにしていたのかもしれません。
そんな状況の中、改めてクラスメイトとして再会した咲と舞でした。


感想の続きは、追記にてお読みください。
第1話といい、第2話といい、本当に内容密度が濃いですよね〜。




咲は友達に舞の歓迎会をしようと呼びかけました。咲は新しい仲間を迎えることがとても楽しいようでした。咲は誰に対してもそうなのかな?それとも舞との不思議な再会がそうさせてのか。友達*2も快く歓迎会の件を了承しました。
咲を中心に歓迎会について盛り上がるクラスメイトでしたが、主役となる舞の姿が教室から消えていました。転校生である舞はまだ教室の雰囲気に慣れていなかったのか、それとも別の理由で教室を離れてベランダ*3に出ていました。舞は風を感じていたとのことですが、咲と同様に舞も自然の力に敏感なようです。こういう感覚はとても暖かく感じられて良いですね。
このときの咲と舞は歓迎会のことよりもプリキュアに変身したことについてから会話を始めていました。そうですよね。歓迎会も大事だけど、二人きりになって最初に思い出されるのはやっぱりあの体験だったので。そんな二人の会話にラピチョピが乱入してきました。彼らは襲ってきた敵のこと*4、泉の郷のこと*5について教えていました。でも、咲舞にとっては現実味のない話だったようです。そりゃあそうだ。だって、こんな話は現代人にとってはフィクションやSFでしかありえないもの。そのことを突き詰めて考えるとキリがないのだろうけど、うまい具合に咲が舞の歓迎会のことを思い出してくれました。プリキュア等についての会話はここまで。これらの件についてはまた考えることになるようでした。


次に、敵の居城でのシーンに切り替わりました。カレハーンが敵の首領であろうアクダイカーンに報告に訪れました。そこではゴーヤーンというなんとも狡賢そうな奴が登場しました。ゴーヤーンはおそらく汚い手を使って襲ってきそうです。ゴーヤーンはプリキュアの存在を伝説として知っていたようです。となると、泉の郷を征服には困難が待っていることを予想していたはずです。うむ、ゴーヤーンはあなどれない奴かもしれない。
カレハーンはラピチョピ捕獲または太陽の泉の場所を発見することを命じられているようですが、それに失敗しているもののアクダイカーンはそれを咎めるようなことをしませんでした。カレハーンは話の分かる主君に仕えているかもしれません。アクダイカーンが失敗を何度許すかは分からないですけど。失敗したらもうそこで駄目と決定されるよりも次のチャンスを与えるのも大事だと思います。ん〜、何でカレハーンの心配をしているんだろう、私…。そう、敵側にも秩序ある組織体制を求めているのかもしれません。
アクダイカーンのフォルムはジャアクキングにさらに形を与えた感じですね。あの格好で最後までいくつもりかしら。プリキュアシリーズの悪の親玉はなんかグニョグニョしてドロドロの身体のイメージで決定なのか。


PANPAKAPANで、咲達はケーキ作りをしていました。女性陣はテキパキと準備を進めるのですが、健太の動きは要領を得ているとはいえませんでした。健太は一生懸命にやっているのだろうけど、咲には無駄な動きに見えたようで、健太に文句を言っていました。それに健太が反論してそれに咲が言い返す。あー、なんかこういうやり取りって若くて良いなぁと思いました。健太の存在や共学であることが咲や舞の中学生生活にどんな影響をもたらすか楽しみなところだと思っています。咲と健太の関係は微笑ましく羨ましくあるのですが、結構微妙な関係でもあります。この二人の恋の話が描かれるとこっちが恥ずかしいや(笑)
そんな咲達が歓迎会準備を進める中、舞は予定の時間よりも早くPANPAKAPANに来てしまいます。緊張して待っていることができなかったんでしょうね〜。現時点での舞は学校生活について緊張の連続だと思います。早く落ち着いて舞のいろいろな表情が出てきて欲しいですね。
舞は歓迎会の前夜に実兄*6に咲のことを話していました。もちろんプリキュアのことは伏せてですが、咲との再会を嬉しく思いつつ、仲良くするにはどうしたら良いか悩んでいることを兄に相談しました。咲が底抜けに明るく舞に対してもオープンに接しているのに対して舞は咲の気持ちを嬉しく思っているもののどう素直に対応してよいか迷っていたんですね。そんな舞にお兄さんは『舞はその子と友達になりたいんだろう?』と爽やかな笑顔で言いました*7。舞の相談に乗るこの兄さんは高校生とは思えぬ落ち着き様です。大人びてはいるが、彼にだって悩みはあるだろうし、単なる相談役では終わらないと思っています。
さて、歓迎会の定時よりも早く来た舞は裏庭に通されますが、そこで素敵な花壇を見て感動し、その風景を早速スケッチし始めました。舞は自分の感動を絵として表現してしまうようです。そして、絵を描いている時の集中力が凄い。咲達に話し掛けられても気づかないくらいでしたから。咲にはその集中力を褒められるわけです。咲に褒められて舞はとても嬉しかったようで、勇気を出して咲に友達になってくれるように言おうとしました。「あの、日向さん、良かったら私と…」。咲は舞がそう言いかけた時に苗字で呼ばれるのに違和感があったと言い、名前で呼んで欲しいと言いました。そして、自分も舞と呼んで良いかと舞に言いました。もちろん、舞は喜んでその申し出を受けました。こういう感じで友達になるものですよね。咲と舞はまず親友となる第一歩をごく自然に歩みだしたわけです。本来ならここからいろいろ二人で話し込む場面となっていくのだろうけど、プリキュアではそうはいきませんでした。ここでカレハーン様の登場です。実は彼は咲と舞の会話を盗み聞きしていたのです。
カレハーンはこういいました。「俺はカレハーン。カレッちと呼んでくれ」。はっきり言って、この場面で私は爆笑してしまいました。カレハーン、お前は面白いなぁ。カレハーンは咲舞の会話に便乗しているけど、面白半分なようでして、咲舞の行動をいやらしく観察している感じがしますね。これまでの敵以上に日常生活に入り込んでくるかも。


ここから戦闘に入りました。咲舞の二度目の変身です。まだ変身した姿に半信半疑な二人、人間離れした身体能力や精霊力(?)に驚いていました。また、まだうまくプリキュアとして活動できないシーンもありました。例えば、長距離ジャンプのシーンではどうみても踏み切りはスベッていたと思います*8
今度のプリキュアは己の身体全体を使って力を出すのではなく、おそらくは自然界の精霊から力を戦うエネルギーにしていると思います。手や足に意識を集中することで精霊力がその部分に宿り、そのパワーを発揮すると思います。これは気孔、ドラゴンボールでは『気』を打撃部に集中させて戦っていたことに類似していると思います。戦う上でのプリキュアの体内でのエネルギーの流れがS☆Sでは具現化しているといえるかもしれませんね。ビジュアルの点や、分かりやすさの点では面白いと思いますが、他のファンの皆様はどうでしょう?
しかしながら、ブルームとイーグレットは今だウザイナーとしか戦っていないもののよく戦っていると思います。そんなプリキュアカレハーンは「なぜ、戦うのか?」、「この世界のために命を投げ出すつもりか?」と問うていましたが、プリキュアたちにはまだ戦うための大儀なんて何もないんですよね。ブルームが「舞の歓迎会を滅茶苦茶にしてくれたあんたに腹が立っているからよ!」って言っていました。うんうん、最終的にはプリキュアは泉の郷全体を守ることになっていくんだろうけど、今はラピチョピを助けてあげたい気持ちと何だかわけの分からん奴らに腹が立っていて「もういいかげんにして!」って気持ちだけで戦っているんですね。あ、いや、後者の理由が一番かな。どうも戦術とか戦略に傾倒した戦いの頭でいるとプリキュアが戦っていることも何か理屈をつけてしまうんですね。もっとプリキュアの言葉に耳を傾けて視聴していきたいと思います。
さて、戦いのシーンは結構痛々しいところもありましたね。ブルームが思い切り防波堤に叩きつけられていました。でも、これって先代プリキュアではいつものことでした。どうしてブルームがやられたことに気をとられたかというと今度のプリキュアでは痛々しい場面は極力減らすという噂を聞いていたからです。肉弾戦が少ないとは第1話についての各所での感想で聞いていましたが、自らの肉体で戦う場合、攻撃されてしまうことはどうしても避けられないと思います。圧倒的に勝たないところもヒーローやヒロインを描く上でも重要だと思います。
ブルームがやられたことに怒ったイーグレットが単騎でウザイナーに突っ込むシーンはカッコ良かったです。イーグレットは華麗な動きが特徴になるかなと思ったのですが、かなりワイルドな戦いもみせるようです。スカート姿だけど先代のキュアホワイトばりの蹴りもみせてくれそうですな〜。ウザイナーに一撃を加えたイーグレットでしたが、反撃にも合いました。突き飛ばされたイーグレットを助けたのは復活したブルームでした。「イーグレットぉぉぉ!」と叫びながら飛ばされたイーグレットを抱きとめるブルームもまたカッコ良かった。ブルームにお礼をいうイーグレットの表情はとても嬉しそうだった。その後は息の合った攻撃でウザイナーにダブルドロップキックを見舞って、最後はプリキュアツインスプラッシュでウザイナーを浄化させました。今回解放された精霊も木の精霊のようでした。第1話と精霊は同じデザインでしたからね。でも、奇跡の雫は前回と色が違ったかもしれません。間違っていたらすみませんです。カレハーンは枯葉だから、木を含めた植物をウザイナーとして操るのでしょうか。そのうち動物を操る者も出てくるかもしれませんね。アンデット使いという感じになるのだろうか。


戦闘終了後、咲がカレハーンにまたまたキレていました。うん、気持ちは分かる。しかも、カレハーンの名前をしっかりと覚えていたな。関係あるかどうかはわかりませんが、ピーサードは名乗ったにも関わらずなぎさとほのかに名前を言われたことはなかったような…*9
そんなプンスカと怒っている咲に舞は「大丈夫よ。二人でいれば大丈夫」と何かを悟ったかのように言いました。咲にはよく意味が分からなかったように見えましたけど、舞が「よろしく、咲」と手を差し出すと咲も「よろしくね、舞」と満面の笑みで握手を返したのでした。咲は言葉で伝えるよりも身体でスキンシップで気持ちを伝えたほうが気持ちを感じ取りやすいのかもしれませんね。
こうして、友達としてもプリキュアとしても大事な第一歩を踏み出した二人でした。まだまだ真の「ふたりは」になってはいません。ちょっと不思議な繋がりで友達、そしてプリキュアになった咲と舞。明日の第3話はどうなるのかとても楽しみです。


次回は咲のソフトボールの試合が舞台です。咲のエースっぷりを楽しみにしています。舞も咲を応援にいくようです。今度のウザイナーは何かな〜?また植物かな?咲父曰く、どんなものにも生命は宿っているからバットやグローブがウザイナーになる可能性もあるか…?
それから、今度はどこで戦うんでしょうね。やっぱり人気のないところに移動するのか?咲はピッチャーだから試合中にいなくなったら大変ですよね。ここはどうやって乗り切るのか楽しみナリ〜。

*1:カレハーン&ウザイナー

*2:仁美、優子、健太。小学生時代からの友達かな?

*3:それとも屋上?

*4:ダークフォール?それともダークホール

*5:どうやら七つの泉があるらしい。既に6つがダークフォールに奪われている

*6:名前は何ていうのかな?まだ調べてない

*7:お兄さん、その表情でファンと敵を一気に作ったと思うよ。私は応援しますけどね〜。

*8:ジャンプの格好は失敗しても精霊力で一気にぶっ飛んでましたけどね

*9:サブタイトルで名前を言ったことは除きます