やはり最近の話題は…

やっぱりこの時期は来シーズンに向けての移籍市場の動向が話題のメインのようです。
根も葉もない情報が新聞やテレビなどのメディアを賑わしてくるはずです(笑)
さてさて、私の気になる移籍情報の一つはASローマ(イタリア)からユヴェントス(イタリア)への移籍交渉が難航しているアントニオ・カッサーノについてです。カッサーノはイタリアで最も活躍を期待されている若きジョカトーレ(サッカー選手)の一人です。昨シーズン後半あたりからユヴェントスへの移籍の噂はあったのですが、いざとなると移籍交渉は上手くいかない様子。どうなるのかヤキモキさせられます。
なぜなら、カッサーノユヴェントス加入はデル・ピエロの放出決定とほぼ同義であるといえるからです。カッサーノのプレーするポジションがデル・ピエロと重なるためユヴェントスがどちらを選択するかといえば、選手人生の後半を迎えるデル・ピエロよりも若いカッサーノを取ると考えるでしょう。どちらかが控えに回っても良いのではと考えるかもしれませんが、それでは両選手のプライドが許さないと思います。
そういえば、ちょうど10年前かな、ロベルト・バッジョデル・ピエロの活躍に押し出される感じでユヴェントスから放出されたのは…。1年とちょっとだけバッジョデル・ピエロは一緒にプレーしたことがあります。最期のシーズンはともにリーグ優勝に貢献したものです。でも、チームはこれからの若者=デル・ピエロを選び、バッジョとの契約を延長しようとはしませんでした。プライドにかけてバッジョACミランへ移籍を決意し、その後ユヴェントスに戻ってくることはありませんでした。
今、デル・ピエロにも当時のバッジョと同じような状況が訪れようとしている可能性が高いわけです。カッサーノユヴェントス移籍が現実になった時、デル・ピエロがどんな決断をするのかファンとして慎重に見守っていくつもりです。
デル・ピエロはここ10年の間、バッジョから受け継いだユヴェントスのシンボルでした。次にこのシンボルを受け継ぐプレーヤーとしてカッサーノがどれだけやれるかのも楽しみです。
イタリアで最も人気のあるチームに訪れつつあるエース交代の地殻変動…、どうなることやら…。


追記
プライド云々と書きましたが、デル・ピエロの移籍金や年俸を払えるチームがなければ移籍が実現しない可能性もあります。彼を獲得できるチームは限られているし、そのチームは彼を獲得する意思はなさそう…。各チームの補強計画の点も気になるところかな?