生きている

『形ある物はいつか壊れる』
 どんなものでもいつかは壊れていつかはなくなってしまう。だから、形あるうち生きているうちは大切にしなくちゃいけない。
 S☆Sの世界では、どんなモノにも命は宿っていると言っています。これは、ものに宿る精霊の力に結び付けていることだと思うんですが、この考えを踏まえて上で私はあるモノが「生きていること」はそれを取り巻く世界の全てのモノに「生かされている(活かされている)」ということだと思います。
 自分達に関わるものを尊重しよう尊いと思おう。こんな気持ちにはすぐになれるものでもないし、そうなることに意味があるのかと思うかもしれない。でも、自分が生きてきた道を振り返れば、多くもモノと関わってきたことが分かるはずです。

 満と薫はずっと“ふたりきりだった”と言っていました。このとき、私は「ふたりだったじゃない」と思いました。ふたりで助け合いながらここまでやってこれたんじゃないのと思いました。でも、ずっと二人でやってきたから、二人で一つになってしまって、周りが見えなくなっているのかもしれない。ある意味、満と薫は引篭もりなのかもしれない。一つの世界に閉じこもって他者を葬り去ることしかしてこなかった。
 でも、満と薫はプリキュアに興味をもち、緑の郷へやってました。同じ二人組みで戦うこと自体に興味を持ったのでしょうかね。あー、そうか、あとはプリキュアの力の源にも興味を持ったのでしたね。
 今回の戦いで、満と薫は少しだけでもプリキュアの力の源や戦っている理由に近づいたのではないかなぁと思います。