そうだ!

S☆Sのストーリーは緩やかだ。でも、そんなことは気にすることじゃあないかもしれない。
ふたりはプリキュアは、主人公の二人が互いに成長していくストーリーだ。その中心にあるのは何か?
それは、お互いをもっと仲良くなりたい、好きになりたいという気持ちから始まるものではないのか。
無印8話もそうだった。ケンカをしたことで互いをもっと知りたい、本当の友達になりたいという気持ちに気づいたのでしたね。
普通に友達になりましょう、というのは乗り越えられないほどの壁ではない。しかし、互いにもっと知りたい、仲良くなりたいというのは簡単に成し遂げられるものではないと思います。なぎさとほのかの友情ストーリーは偶発的出会いから第8話の我慢して溜め込んだ気持ちの大爆発というビッグバーンによって一気に加速したものでした。
では、咲と舞はどのようにしてもっと仲良くなりたい好きになりたいという気持ちを互いに育んでいくのでしょうか。運命的出会いを体験している咲舞ですが、今はまだ普通の友達に過ぎません。例えプリキュアという介在があったとしてもです。彼女達の友情の育み方はなぎさとほのかとは違います。彼女達に近いとすれば、ひかりが思い当たります。MHでは'一人'だったひかりのストーリーが咲と舞という'二人'のストーリーとなっているのかもしれません。これは単なる思いつきからの推測に過ぎませんけどね。


偶然の出会いから最も特別な関係を築いたなぎさとほのか。偶発的ながらも運命的な出会いをしている咲と舞。出会いの方式は少なからず違いながらも彼女達がプリキュアとなって進む'ふたりは'のストーリーは同義です。ただ、その過程が違うだけ。でも、その過程は無限のバリーションがあると思います。人の中には自分の経験と同じだと思う人もいるでしょうね。また、ふたりのストーリーに共感する人々もまた数多く現れてくると思います。